まず初めにお断りしておきたいと思います。
この画像では手術痕を隠していますが、記事中にはマスクなしが掲載されています。
気を悪くされる方もあるやもしれませんので容赦ください。
有給休暇の消費を抑えるために手術日をゴールデンウィークに絡めることにした私は、2020年4月24日に入院、27日に手術を受けることになったのでした。
まぁ、たいした検査もありませんでしたし手術前に3日も必要なかったのですが、週末に絡んだことも早めに入院した理由かもしれませんね(笑)。
ということで手術までの3日間は元気な私。
きっと夜遅くまでテレビを見たりPC作業したりするんでしょうから、少し奮発して有料個室(11,000円/泊)にシケ込むことにしたのでした。
相部屋と違い、消灯時間の制限も緩く、テレビを見るためのカード購入不要(見放題)、冷蔵庫、トイレとシャワー完備と言うご機嫌な個室。
少し広すぎる感はあったのですが、この部屋を選んだ理由には手術当日に家族の待機場所に使えることもあったのです。
そうなんです、ちょうどこの時は武漢肺炎のピークで家族を含めて入院患者への面会禁止措置がとられている事態。
家族の手術立ち合いは認められていたものの、控室も俗に言う“ソーシャルディスタンス”体制中。
私の手術も6~8時間かかると言われていたので、個室であれば時間もつぶせ寛ぐこともできるかなと。
ですので、手術までの3日間は家族も病室に訪れることなく個室で過ごしたのですが、愛犬に会えないのは寂しかったものの、いろんなコトを考える(省みる?)よい時間を過ごすことができました。。。一応、遺書とか書いてみたりして(笑)。
そうですねぇ、手術前の不満と言えば食事くらいだったでしょうか。。。だって、手術後ならまだしも入院初日から「肝臓食」が出てくるんだもんなぁ。。。手術前は私が売店に入りに立っていたことは言うまでもありません。
そして4月27日、いよいよ手術当日です。
ベッドで運ばれ手術室へ搬送されている途中に3日ぶりに家族に再会、「行ってきます」とだけ告げ別れました。
その後痛み止め措置などいろいろ手術室で施術してもらったのでしたが、麻酔が効いてきたのでしょう、その後の事は覚えていません。
目が覚めると、手術は終わり看護師さんらに体を拭いてもらっていました。
結局手術時間は9時間強、その日は集中治療室(ICU)で一泊。
数分だけ家族に会えたのですが、武漢肺炎の影響で長時間の面会は許されず家族に「ありがとう」も言えませんでしたねぇ。
手術後2日めにご機嫌な個室に戻った私、私が散らかしていた部屋はすっかり家族が片付けてくれていました。
ここで約2週間ほど暮らることになるのですが、経過は順調でわりと早く点滴やドレイン、あと尿道の管を外すことができたのでした。
手足が自由に動かせる快感に浸り、さっそく部屋に備え付けのシャワーで体を軽く流ことにした私でしたが、ここで初めて自分の体に刻まれた手術痕を見ることになるのでした。
2019年に下腹部まで切開した手術痕とは違う真新しい切開痕。
担当医から説明されてはいたものの、現物を見ると想像よりも大きく切開されていて少々驚いたのは記憶に新しいですねぇ。
しかも、2019年の横行結腸癌の手術とは違い、横方向に大きくメスが入れられていて、これが疼き痛みに悩まされることに。
お腹の筋肉って縦にはしっているのでしょう、2019年の手術では経験しなかった痛み。
ただ、改めて手術痕を目にして感じたことは、
『手術前説明のマンガでは、こんなに大きく切開するようには説明されていないのに。。。』
ということでしょうか。
きっと大きく切開するマンガを患者に見せるとビビるんで、心配かけないように担当医は控えめなマンガを描いたのかな(苦笑)。