月日の経つのは早いものでして、ちょうど昨年の4月27日が肝臓癌手術日。。。なんとか1年生きながらえることができました。
次の検査は6月になるので数値的な健康度はわからないのですが、現在の体調はなかなか良好でして会社生活以外は順調に暮らしております。
今回は肝臓がん手術1周年を記念しまして、患った2種類の癌を少し振り返って感じていることを囁いておきたいと思います。
このブログでも記事として紹介していますが、大腸(横行結腸)癌を患ったのは2019年で、このブログを始める以前の出来事。
このブログを始めて回顧録みたいな恰好で足早で経緯や顛末などは紹介させてもらいましたが、自身初の癌宣告でしたし、宣告を受けてそのまま麻酔打たれて速攻で手術を受けました。。。。もう何がなんやらワケの分からないうちに手術が終わり目覚めると手足にいろんな管をつながれた状態でICUのベッドの上でした(苦笑)。
摘出した大腸の部位は盲腸から胃の裏側までで全体の半分弱くらいだったかなぁ。
私に手術が比較的大きなものだったことを教えてくれた腹部に残った切開痕、初めて身体にメスを入れた記念と言えば聞こえがよいですが、(男ながらも)ちょっぴりショックでした。
術後しばらくは手術痕の痛みもそうですが腸の位置が安定しなかったのでしょう、腹部に何か違和感があったのを覚えていますねぇ。。。むしろ、手術痕の痛みよりもこちらの違和感のほうが辛かった思いであります。
痛みや違和感が和らぐにつれ置かれている状況を把握しはじめ、自分が癌患者である自覚が芽生え今後の家庭生活や会社生活についていろいろ考え始めました。
この時は、治療は続けながらも従来と変わらない生活パターンを確保しておきたいと考えていた私が術後の治療として選んだのがゼローダ治療でした。
当時の担当医は、オキサリプラチン点滴との併用であるCapeOX治療を進めてくれたのですが、(通院特約を生命保険に付帯させておらず治療の出費を懸念していたのも事実ですが)出張にも出たいし、イタズラに有給休暇を消費したくない思いから服用薬だけの治療を選んだわけですね。
今思えば、この治療をしっかりやっておけば翌年の肝臓転移という状況には陥らなかったのかもしれませんねぇ。
退院後、3週間に1度ほど通院しながら服用薬を処方してもらう生活が始まり、通院日の合間にタイ、カンボジアやインドやら海外出張を繰り返していた私、心の中では薬を服用する以外は以前と変わらぬ生活を取り戻していたと思い込んでいたのでした。
が、人生ってそんなに甘くないものですよねぇ。。。CT検査の結果に異常が発覚しステージⅢbだったはずの大腸(横行結腸)癌がステージⅣに格上げされちゃったんです。
転移を疑われ始めた以降も海外出張を繰り返していたアホに鉄槌がくだったのでしょう(笑)。
ここから先は新たな手術婚を体に刻むことになる肝臓癌のお話になるので、過去記事などで皆様も良くご存知かと。興味が持てれば、過去に紹介した記事を遡っていただければと思います。
こうしてこの2年で身を持って得たことは、何といっても、
『やる時には徹底的にやっておく!』
ですねぇ。。。中途半端なコトで凌ごうとしても、結局は遠回りしちゃってるんですよねぇ。
2019年と2020年と癌の手術を受けた身としては、2021年は癌に侵されることなく過ごしたいと願うばかり。。。流石に3年連続となると精神的にも弱りますし、身体も家計も有給休暇も持ちこたえませんしね(笑)。