サラリーマンの癌闘病日記

普通のサラーリマンとして海外を飛び回っていた私にできた相棒「癌」。新しい相棒ができ生活が徐々に変わった能天気な癌闘病記録を主に綴っています。





癌治療と並行して歯科に通う私の思い

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2年連続の癌発症に見舞われ今現在も抗がん剤治療中である私ですが、歯科に通い始め抜歯など治療をしていること記事にしたところ、さまざまな意見等が寄せられるようになりました。

「意見」と書くと確かにそうなのですが、寄せられた殆どは“無謀だ”とか“癌治療を軽く考えすぎではないか”などの内容がほとんどですねぇ(苦笑)。

まぁ、私も歯科に通わずに済むことに越したことはないとは思いますが、歯の痛みや食事の不便さによりも私を歯科に足を運ばせる“それなりの思い”があるのです。

 

 

確かに「CapeOX治療」のたびに白血球や赤血球も担当医も驚くほど減少する体質な私。

治療中は感染症にもかかりやすいでしょうし、出血すると止血しにくいのは重々承知しています。

 

“そこまで自覚していて何故歯科へ、しかも1週間以内に2本も抜歯とかするんだぁ?”

 

という声が上がってくるのは当然ですよねぇ、冬も本格的に始まりインフルエンザやら武漢肺炎等に感染するリスクも高いでしょうし、そうなるときっと重症化するリスクも高いのだと思います。

でも、私はこの機会に歯の治療は全て終わらせるつもりでいます。

 

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確かに感染症などの重症化リスクは高いのですが、歯科に足を運ぶことを決めたのには私なりの理由があるのです。

それは、

 

『“この先も生き続ける” ことに前向きに取り組む』

 

なんです。

改めて文字にすると、なんかカッコいいフレーズに聞こえますが、要は患ってきた“癌を完治させて、早く美味しいモノを沢山食べる”と言うことですね(苦笑)。

 

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横行結腸(大腸癌)、肝臓癌と2年連続で癌を発症し手術した私は、正直生きることへの執着というか固執なんて感覚はありませんでした。

 

“どうせ生きながらえても、あと数年だろうなぁ・・・”

 

なんて思いながら入院中も退院後も過ごしていて、いつしか、

 

“あと数年しか生きれないのなら、別に自分の体にお金をかけてもしかたないよなぁ”

 

と考えるようになっていたのですねぇ。

書いていて恥ずかしくなるような後ろ向きな発想なのですが、これが当時の私の脳裏にいつもチラついていたことなのです。

 

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そんな自分でしたが、献身的な家族をはじめ気遣ってくれる周囲の方々に接しているうちに、徐々に考えが変わり始めたのでした。

また、現在も猛威を振るっている武漢肺炎や年末になると増える不幸な事件・事故で命を落とさせる話題が更に私の考えの変化を加速させたのかもしれません。

 

私の後ろ向きな発想に別れを告げるために、まだまだ生きてこの世を楽しもうとする決心の1つの表現が歯科に足を運ぶという行動になったわけなのです。

 

確かに歯科に行くと出血はつきものですし、この“私の行動”は決して癌治療の見地からするとお勧めできる話ではないと思います。

ですが、薬の投与等では実現できない「自分のモチベーションを上げる」には十分な効果を発揮しています。

『病は気から』とはよく言ったもので、癌治療の副作用や抜歯の痛みを感じながらも、何故か精神は安定していることを実感している今日この頃な私なのでした。

 

 

 

 

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