記事タイトルを診られて昭和末期感を思い出しカップヌードルを食べたくなった方は、私と同年代ではないでしょうか?
今回は少し大澤誉志幸さんを意識して少し強引に記事タイトルを決めてみました(笑)。
くだりはさておきまして、これまでの記事で時々触れていましたが「抗がん剤治療中にも関わらず歯科に通い始めました」というお話しです。
おそらくコチラを記事タイトルに選ぶほうが良かったんだと思いますがご容赦願います。
仕事柄、海外への行き来を繰り返してきた私にとって長年の「歯痛」は天敵でした。
虫歯治療は分娩と同様にクレジットカードなどの海外保険の適用外ですので、海外滞在時に歯科に飛び込むと実費で支払わなくてはなりません。
思い起こせば、海外に長期滞在中に歯痛に見舞われ現地で治療した経験もありますが、その時は25諭吉さんが1本の歯に消えていった苦い経験がありますし。
でも、歯痛と腰痛は経験者にしか理解できない苦痛があり仕事はおろか日常生活もままならない事態に陥っちゃうんですよねぇ。。。
そんな経験から虫歯予防には気を付けていたつもりなのですが、なんせ頻繁に海外へ高飛びしていると日本でなかなか虫歯治療の時間もとれず、長い月日をすごしているうちに徐々に悪化していってしまったのです。
“そろそろ歯医者行かないと、まずいなぁ。。。”
なんて思っていた矢先の2019年から2年連続で癌発症。
ご存知のように抗がん剤の影響で、もともと低水準の白血球や血小板が減少し始めたこともあり虫歯治療から自ずと遠ざかる日々を送っておりました。
が、先日突然に『限界』が私の身に降りかかったのでした。。。そうです、かねてからの虫歯が痛み始めたのでした(涙)。
通常の疾病とは異なり治療しないと決して自己回復をしない虫歯、こうなると選択肢は限られてきますよねぇ。
歯科に足を運ぶことにした私の選択肢は2つありました。
<選択肢1>:癌治療で通っている病院の歯科部門に駆け込む
<選択肢2>:最寄りの歯科に駆け込む
現状の私の状態から考えると選択肢1のほうが病院内で担当医同士の話も通しやすいし最善なんだろうとは思いながらも、私は選択肢2をえらぶことにしました。
選択肢2を選んだ理由は、単純に「自宅から近いので通いやすいから」。
現在癌治療として通っている病院は自宅から車で30分前後なんですが、近所の歯科だと10分もあればたどり着けますし面倒くさがりな私にとっては、これが一番の理由。
その他、大きい病院は待ち時間が長いんですよねぇ。。。当然予約してから足を運ぶのですが、予約時間に診療してもらったことはありませんし、診療後の精算にも時間がかかりますしね。
そのぶん、それぞれ病院の違う癌治療の担当医と歯科医の双方のコメントや意向などを自分なりに消化し判断しないといけないコトが増えることになるのですが、むしろそのほうが良いかなと感じています。
数十年ぶりの歯医者の門をくぐった私ですが、初診で見つかった虫歯は大小合わせると7本も発覚しました(泣)。
癌のこともそうですが武漢肺炎の影響もあり、当面はパスポートを使うような仕事はないでしょうから、ある意味で虫歯根絶には良い機会かもしれません。
やっぱり、長生きするつもりなら歯は大切にしておかないといけませんしね。。。今のところ癌治療の経過も順調そうですし、この様子だと生きながらえることができるかもしれませんし。
まぁ、確定申告を行う予定の今年の医療費になるべく沢山押し込んでおくという思惑もありますけどね(笑)。
冷たいモノや硬いものを心置きなく口にできる日が近づいた気がした、今回決断した歯科通院なのでした。