私が愛用しているダイワさんの20ルビアス、比較的手ごろな値段で手に入る中堅機のスピニングリールですね。
私は、LT2500とFC LT2500という2種類を用途に合わせてスプールを取り換え使っているのですが、うち1台に不具合が発生。
不具合内容は、ベールを上げ下げする時にベールの根元あたりから擦れる異音がし始めたのでした。。。。これまではこんな異音なんてしなかったのに。。。オイルやグリスを注入しても解消せず(涙)。
しかし神は私を見捨てなかった♪
今回は、そんな不具合を部品を変えることなく自分で修理できた備忘録的な記事となっております。。。少しマニアックな内容ですので、興味のある方のみ読み進めてくださいませ(笑)。
こういう不具合があることは知っていたのですが、てっきり初期不良で使用しはじめ数年経って発症するなんて。。。毎釣行後に水洗い&グリスアップや清掃などメンテナンスは欠かさなかったのですが。
異音の発生個所は下画像の黄色い◯のベール根元のラインローラーが付いている部分、ベールを上げ下げすると「シャリっ」みたいな擦れる異音がし始めたのでした。
「もしかして、リールボディのザイオン材質が変形してるのか?」
とも思いましたが、どうやら巷では「ダイワ病」と言われているようで、“ベール下がり”と同様にジョイ機種でも発症することも珍しくない症状の様子。。。ダイワのリールでよく起きる症状みたいですがスピニングリール全般に起きるみたいで、シマノさんのでもアブガルシアさんのでも発症するそうです。
まぁ、ダイワさんのリールが多く出回っているので、不具合なども耳にすることが多いのでしょう。
で、どうやって異音を解消したかといいますと、異音が聞こえるラインローラー側ではなく反対側の赤い◯の部分を分解し異音を解消することができたのでした。
幸い前述の通り同じ仕様のリールを2つ持っていて、不具合の起きていないほうと見比べることができたのがラッキーだったんだと思います。
用意したものは、T6とT8というサイズのトルクスドライバーのみ、まずは,T6サイズのネジでベールを取り外すためにカバーを外します。
中には白い樹脂の部品に細いバネとそれをベールに連結している針金みたいな部品が配置されています。
この部品は、この後にT8のドライバーでベールの固定を外してやると簡単に飛び出し何処かへ飛んでいって紛失する可能性が高いので、終始しっかり手で押さえておいてくださいね。
で、白い樹脂パーツを抑えながら、その上のベールを固定しているT8ネジを外します。
ベールのアームが反対側のラインローラー側だけで固定されている状態になるわけですが、ここでネジを外してフリーになっている側を手でこねってやり角度調整してやれば作業完了。
あとは、外した部品を組み上げ、念のためグリスアップしておしまいです。
おそらく大体の場合は、ベールって上開きチックに固定されていることが多いようなので、下側を少し広げてやれば良いのだと思うのですが、作業前に広げてやるか縮めてやるかを決めてお行くことが重要ですね。
おそらくこの不具合は機能的には問題ないと思うのですが、擦れているわけですから長い目で見ると部品の摩耗につながるかもしれませんよね。。。なんと言っても、釣りしててストレスになりますしね。
作業はあくまでも自己責任で敢行してくださいね、作業によって起きてしまった部品の破損や不具合等については責任は負いかねます。
修理後のルビアスくんは、何かしら嬉しそうに見えるのは、気のせいでしょうか?
きっと次回も沢山の魚たちを連れてきてくれるでしょう♬
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。