身体にメスを入れる手術となると、やはり気になるのは手術の形跡がどれだけ残ってしまうのかということかもしれません。人によっては手術方法を決断するのに大きな要因になることも多いようで、私のもとにも多く問い合わせをいただいています。
今回は、少しグロかもしれませんが私が経験した過去3回の癌切除手術でどれくらい手術痕が体に残っているかを紹介したいと思います。
ちょっぴり閲覧注意画像が混じっていますので、興味のあるかただけ読み進めてくださいませ。
私が初めて癌を患ったのは2019年の横行結腸癌。
この時は、緊急入院で即手術となり自分なりに頭の整理もできないまま手術に臨みました。
癌の部位はちょうど胃の真裏だったのですが、切除すると盲腸の位置が変わってしまうので将来に盲腸炎(虫垂炎)になった時に面倒になるかもしれないということで、盲腸を含めて胃の真裏の癌の切除という手術になりました。
同時にリンパ腺への転移も懸念されたため、癌の付近にあったリンパ腺も除去という手術内容でした。
結局リンパ腺は除去したものの2020年には肝臓転移が発覚しステージⅣに格上げになった横行結腸癌だったのですが、今思えば盲腸までは除去しなくても良かったのではないかなと感じています。
だって仮に盲腸の位置が正規の位置からずれていたとしても、CTやらエコーやらの検査で簡単に位置把握することは現代医学では難しいことではないと考えているからです。。。当時は緊急手術だったことあり、考える余裕がなかったんでしょうねぇ。
この手術で大腸の約半分を除去することになったので、わりと切開部位も多かったのでしょう、肋骨の下から下腹部までヘソを迂回するような手術痕がまずできました。
そして前述の通り、その翌年となる2020年に抗がん剤治療を終えて間もなくの検査で肝臓へ癌があることが確認され除去手術を行うことになるのでした。
この時も前回となる半年前のCT検査では何も異常なかったのですがねぇ、突然できてしまってた印象。
しかも、結構広範囲に癌細胞がある雰囲気で除去部位も大きく切開手術しか選択肢がありませんでした。
もしかすると20年ほど前に、A型劇症肝炎になって以降は肝機能が思わしくなく肝臓自体が弱っていたのかもしれないと自分を言い聞かせ手術に臨んだのでした。
この時の切開範囲は、前回の横行結腸癌を除去手術の時と同じあたりからが切開の始点だったのですが、切除部位が肝臓でしたので、途中の肋骨とヘソの中間辺りから大きく進路を変えお腹を横に開くことに。
前回の横行結腸癌の時は殆どが縦の切開だったので気づかなかったのですが、お腹って横に切ると術後の回復が遅いというか、いつまでも痛みが取れないというか。。。辛い思いをしたことを覚えています、きっとお腹の繊維というか筋肉の付き方の関係ではないかと。(今現在でも時々違和感や痛みを覚えることがあります)。
で、記憶に新しい昨年2022年の秋に施術した腹腔鏡下肝切除手術に至る流れですねぇ。
前回の肝臓癌の術後も抗がん剤治療を行いながら経過を観察していたのですが、不運にも再発した格好となったわけです。
ただ、以前と違い癌も小さく切除部位も小さいということで、身体への負担の少ない腹腔鏡による手術を選択したのですが、これがすごかった。
メスを入れる部分が小さいこともあって入院から退院までが1週間かかりませんでしたねぇ、腹腔鏡の手術に関してはいろんな方面で賛否あるような話を耳にしたこともありますが、私はやってよかったと感じています。
だって、ご覧のような手術痕で済むんですもん。
ヘソの絆創膏のところが切除した部位を体外に取り出した箇所、横腹の絆創膏は術後の体液排出のドレイン痕。
その他の手術痕としては、お腹辺りに点在している触手(みたいなモノ)やカメラを体内へ挿入するための小穴。
これなら術後の体力回復も早いはずですよねぇ。。。少しアレンジできれば、ケンシロウのように北斗七星のように並べることもできるかも。
しかも、生命保険支払いの対象となる医療点数も多いので、入院期間は短いけど医療点数が多いという私の契約している生命保険の支払い内容には好条件なのでした。
今回紹介した手術痕や感想は、あくまでも私が経験した症状に即した施術ですので、同じ切開手術や腹腔鏡手術でも重症度や大きさ等の条件で決まるので皆さんに全く同じような手術痕が残るとは言い切れません。
中年男性の御見苦しい画像を掲載していますが、皆さんの何かの参考になれば幸いです。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
良い一日をお過ごしください。
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