CT検査で肝臓への癌が確認された私。
前回の検査では影もなかった肝臓への癌が半年足らずの期間でここまで肥大化したことを受け入れられずにいましたが、その後に受診したMRIとPET-CTの結果も変わることなく『肝臓癌確定』したのが2020年3月下旬。
担当医から詳細の見解を受け、今後どう対処するかを相談することになったのでした。
と言うのもの選択肢は多くなく、要は「手術するか、しないか」という二者択一。
“2年連続だと加入している生命保険の「がん特約」は適用されないなぁ。入院特約だけで凌げるかなぁ。。。”
真っ先に出費のことが頭の中をよぎった私には、「手術する」という発想しかありませんでした。
担当医との話も終始に渡り手術をすることを前提としたもので、現状で私の体の中で癌がどのように蔓延っているかと言うものでした。
CT、MRI及びPET-CT検査の結果では、多臓器に癌細胞は確認されず唯一指摘された肝臓にだけヤツラがのさばっているとのこと。
話の焦点は、それを切除できるかどうかということでしたが、肝臓に蔓延っている癌は大きな血管等に絡みついている様子もなく、しかも局部的ということもあり切開してみないと分からない部分はあるものの“切除可能”という結論に至ったのでした。
ただ切除し一旦は癌細胞を駆除しても、この肝臓に居座っていたヤツラが昨年患った横行結腸からの「移民族」なのか、あるいは新たに発生した「新種」なのかで、以降の治療方針が変わってくるかもしれないとのことでした。
しかし、移民族かどうかも切除した部分の細胞を調査してみないと分からないらしく、まずは手術で除去する方向で進めることになったのでした。
“で、どんだけお腹を切るんだろう・・・”
別にこの歳になって手術痕を気にすることはありませんでしたが、肝臓と言う大きな臓器に手を加えるとなると結構大きな切開が必要になるはず。
しかも、今回癌がはびこっていた部分は背中側で、一旦臓器を取り出す(もしくは浮かせる)必要があるらしく、患部のへアクセスしやすくしてやる必要がるらしいのです。
何処をどのように切開されるかは、私は寝ている間の出来事でどうしようもない話。
もともと『どうしようもないコトは、深く考えない性格』の私は手術自体については何の不安も感じませんでした。
むしろ気になったのは、術後に私の身に訪れる点滴地獄と大の苦手な“尿道に管を通す”ことの辛さと煩わしさなのでした。
“いったい何日で手足や局部から管が外れるんだろう・・・”
こんなことを思いながら、手術日等について担当医と相談する私。
こうして、有給休暇を節約するため会社の休みと重なるゴールデンウィークを「切開日」として準備を始めることに。
普通であれば特に準備なんてする必要はないのですが、私の場合は入院手術となると“ある準備”をする必要があるのです。
何の準備が必要なのか。。。詳しくは次の機会に紹介させていただきますね。