まぁ、術後一年点検ということでCT検査と内視鏡検査は覚悟していたのですが、MRI検査とPET-CT検査までやらされる羽目になるとは。。。腫瘍マーカーの値だって体調によって左右するんだろうし、きっと疲れが溜まってるから値が高く出てるんだろうと思い込んでいた私。
私の中では、半年前に受けたCT検査の結果が良好だったため、自分の体内には癌細胞なんていなくなっていると信じきっていたのでした。
まずは、内視鏡検査ですね。
これは、大腸を切除した身として付帯される検査なんでしょう。
大腸のつなぎ合わせた部分の状態と腸内の他への転移をチェックするんだと説明されました。
前日から検査食を食べなくちゃいけなかったり、検査当日も下剤と水分を交互に接種し排便状態を看護師に確認してもらったりと意外と面倒なこの検査。
結果は予想通りで「問題なし」という判定。小さなポリープは2つ見つかったようですが、良性ぽいので放置することになりました。
ここまでは私のシナリオ通り。
このままCT検査も終え、「再発はありませんねぇ、めでたし、めでたし」となるはずだったのですが、なかなか世の中うまくは行かないものなのでした。
検査結果の説明を受ける時に嫌な予感は頭をよぎったのです。だって、やたら画像が並べられてるんですもんねぇ。。。
“これって、TVドラマでよくある光景で、こういう場合は医者は深刻なコトを患者に告げるパターンじゃんよ”
案の定、私の予感は的中。
大腸には転移は確認されず良好な状態だが、肝臓のほうに6cm弱の大きさを始め幾つかの癌が確認されているとのこと。
どうやら腫瘍マーカーの値が高くなっていたのは、このせいだった様子。
“半年前のCTには欠片もなかったのに、6cmくらいに肥大化するんだぁ・・・恐ろしや癌細胞”
癌の繁殖力には驚かされるばかり。この半年間確実に私の身体を蝕んでいたのでしょう、肝臓ということもあり自覚症状はありませんでした。
こうしては話題の焦点は肝臓癌へと移っていくのですが、MRI検査やPET-CT検査は肝臓に蔓延っている癌の大きさを特定し手術可能かどうかを見極める判断材料になるため予定通り実施することになったのでした。
と言うことで、私の有給休暇と資金は、2年連続で「癌対応」に充当せざるを得なくなるのでした(涙)。