今年分のCapeOX治療も始まったことですし、去年の治療話は駆け足で終わらないといけませんねぇ・・・ちょいと頑張りますね。
見切り発車でゼローダ治療の合間を見て意気揚々と出かけた海外出張。
海外へ飛ぶ意向は担当医にも相談し一応の了解を得ていたのですが、何度も、何度も、そして何度も口を酸っぱくして言われたのは、
『免疫力が落ちているんですから、夜遊びにはくれぐれも気を付けるように!』
という助言という忠告。
さすが私の性格をよくわかってらっしゃる(笑)
まぁ、今回の海外逃亡に至っては術後初ということもあるし、抗がん剤を服用中の状況、そして切開した腹部はまだ第三者には見せたくないなぁ、という理由から至って真面目な出張をこなし帰国した私なのでした。
ここでお断りをしておかなくてはなりませんが、あくまでもミッションこなす名目での渡航で決して周遊旅行ではありません。。。確かに日本で会社の席に座っているのは苦痛でしたが(苦笑)。
ただ、帰国後から3週間ごとの血液検査に異変が起き始めたのです。
これは想定外でした、なかなか世の中思惑通りにはいかないものです、担当医からは夜遊びを疑われるし。。。
異常値を示し始めたのは白血球の数値で、帰国後の検査から確実に下降傾向を示し、最終クール目前でついに下限値を下回ってしまったのです。
突発的胃に異常値を示したわけでなく、徐々に白血球の「Neut絶対数」下降し始めた現象がひっかかっちゃったワケですね。
どうやら、この値が下限値である「15」下回るとゼローダの服用は勧められないようなのですが、この時の私の検査結果は「13.8」でアウトォォ!!
ちなみに、この一連の血液検査の数値を裏付けるためにCT検査も下記のように実施してみました。
が、結果は「シロ」で特に『肝臓への転移も認められない』との判定。
そうなんです、この時点では今年になって発覚した肝臓癌の兆候はなかったんですねぇ。。。それが半年であんなに大きくなっちゃうなんて、今思えば恐ろしい限りです。
結局のところ、海外出張の疲れだろうという結論に達し、
「せっかく7クールまで頑張ったんだから、あと1クール頑張って完結させよう」
ということになり、白血球を増やす効果があるという「ロイコン」という薬が1週間分処方されたのでした。
1週間ほどロイコンちゃんに浮気をした私は、元の鞘である7クール付き合ってきたゼローダちゃんへ舞い戻り、無事8クールに渡る治療プログラムを終えることができたのでした。
その後2019年にはもう一度海外へ1カ月ほど滞在し2020年を無事迎えることができたのでした。
で、術後1年健診を受けることになるのですが、2020年1月にも10日間ほど海外へ渡航し検査に向かいましたが、今度は腫瘍マーカーの値が異常値を示し始めるのでした。。。が、つい半年前のCT検査ではどこにも転移や異常がなかったことを良いことに、2回目の血液検査をパスし海外出張へ旅立ったのでした。
帰国したのは、3月初旬。
武漢肺炎も流行り始め、日本人がばい菌扱いされ始めた矢先にインドから逃げるように帰国した私は数回ほど血液検査を受けましたが、以前と変わらず腫瘍マーカーの値が正常値に収まることはありませんでした。
この事態を怪しいと考えた担当医から私に下された指令は
「内視鏡検査、CT検査、MRI検査、PET-CT検査の“フルコース”を早急に受診ましょう。」
と言うものでした。
そう告げられた私でしたが、
「半年前のCT検査では何も検出されなかったものが、そんな短期間の今調べても何も出てくるないじゃんよ」
と思い込んでいたのでした。
しかし、この私の考えが甘かったことを思い知らされることになるのです。