本日、2020年6月3日から入院し肝臓癌の後片付けとして「CapeOX」治療を始めました。
入院初日となる本日は、オキサリプラチンなる点滴を投与、夕飯後にカペシタビンを服用したところです。
噂には聞いていましたがオキサリプラチンなる薬が結構強烈でして、2時間かけて体内に注入したのですが点滴開始からしばらくすると鈍感な私の身にも異変が現れました。
今現在も指先の痺れのせいで、パソコンのキーボードを叩くのに苦痛を覚えているのです。
これくらいの初期症状なら軽いほうらしいのですが、1回目の投与でこれだけ効くなんて。。。これって期待もてるのかな?
以降は朝晩カペシタビンを6錠ずつの2週間ほど継続服用、次回のオキサリプラチンの投与は3週間後の次クールまでありませんので、副作用が進行しないことを祈るばかり。
これ以上症状が重くなると、ちょっと社会生活に支障がでそうですねぇ。。。なんせ、パソコンのキーボードが叩けなくなるんですから(泣)。
一方でカペシタビンのほうは、昨年服用していたゼローダ(Xeloda)と同じだと説明され少し安心しています。
同じなんなら、しばらくの間は顕著な副作用はでないかな、でもカペシタビンとの相互作用で何か起きそうな気配もありそうですね。
もともと昨年のゼローダ(Xeloda)治療だけでは、結局今回の肝臓癌を再発しちゃったわけですし、医療関係者としての威信を背負って採用された今回の「CapeOX」治療なんでしょうしね。
でも、これらって、大腸癌や胃癌の薬で肝臓のほうにどれだけ効果が未知数な部分が多いとも聞いています。
しかしながら、私が今回この治療を受けてみようと思った話については以前に紹介した通りです。
まぁ、実行せずに後悔するのも好きじゃない性分でして、どうせなら「やってから後悔したい」タイプなんです。
でも、オキサリプラチンの投与前には、嘔吐止めの錠剤を1錠(これは、明後日まで計3回服用予定)飲まされ、更に“本命点滴”である「オキサリプラチン」様が降臨する前に「グラニセトロン」という“前座点滴”を投与。
『オキサプラチンって、そんなに吐き気を催すのか・・・』
すぐさま、有事に備えビニール袋を用意する私なのでした。
しかも、いざ本命点滴(言わば、ボスキャラ)であるオキサリプラチン様を取り扱うには、特別な装備が必要な様子で点滴を入れる看護師もフェイスシールドまで装着した完全防備。
で、体内へ迎え入れる私に取り付けられたのは、注射針をさしている腕に温められたタオル巻き、そして腹部には心電図モニター。
投与開始から数十分ほど安定するとみなされるまでは担当医が付き添い、看護師は定期的に血圧や血中酸素を測定という物々しさ。
さすがの私も『こいつは、ただ者ではないな』と感じた次第。
始めに書いたような副作用症状は現れたものの、無事予定されていた2時間程度でオキサリプラシンの投入は終了。
後片付けを任された看護師とピロートーク(なのはベッドで横たわる私だけなのですが)まがいの会話をしていたのですが、まだ今回の「入院診療計画書」が出来上がっていないことが判明。
点滴の後片付けが終わると、足早にナースステーションに戻っていってしまったのでした。。。もしかして、私が嫌われているのかな。
しばらくすると、満面の笑みとともに「入院診療計画書」を持ってきてくれた看護師。その笑顔から、どうやら嫌われているようではないと、ひとまず安どする私。
やっぱり男たるもの、女性に嫌われるのは気分の良いものではありませんよねぇ。しかもそれが若くて可愛いかったら尚更。
そこで私は、自分の大きな勘違いを発見してしまうのでした。
今回の病名はあくまでも「横行結腸癌」、私はてっきり今年4月末に手術した「肝臓癌」の治療だと思っておりました。
ですので、今回のCapeOX治療は、あくまでも大腸癌の治療の一環だったんですねぇ(汗)。